教授
博士(医学)・博士(保健学)
KAZUKI FUJITA
藤田 和樹
- 専門分野
- 神経リハビリテーション
- 資格
- 理学療法士
研究テーマ
- ・筋電図分析を基盤に歩行障害の効果的な治療法を開発
- ・自動車ペダル踏み間違い事故の原因を運動生理学的観点から解明
- ・脳由来神経栄養因子の変化からリハビリテーション効果を分析
「歩く、動かす」の障がいを科学的に分析し、
社会問題の解決に取り組む
脳卒中をはじめとする神経疾患では筋肉が麻連して体を動かすことが難しくなり、特に1人で歩くことが出来なくなると社会活動は著しく制限を受けます。私の研究室では、このような動きの障がいに対して筋肉の活動を可視化できる筋電図分析を通して効果的なリハビリテーション法を考案・開発しています。近年では、プログラミング言
詰による数値解析ソフトウェアやAI技術を駆使して、複数の筋肉の協調的な活動(筋シナジー)を分析するなど、より詳細な生体運動解析に取り組んでいます。
私自身の研究に関する経験と技術は、交通科学分野にも応用可能です。メディアで大きく報じられることが多い「ブレーキ踏み間違い」による走事故には、認知機能だけでなく運動能力の低下が関与することが分かってきています。老化によって、運転中に足を踏み込む筋肉が無意識に働く場合があることが私の研究で明らかになっています。このように、医学分野のみならず社会全体の様々な問題を解決すべく、広い視野と柔軟な行動を心掛けて研究活動を進めています。また、マクロからミクロな視点で研究を進めるにあたり、近年では脳の血管や神経の新生に中心的な役割を果たす蛋白質(脳由来神経栄養因子)を免疫学的測定法により抽出し、運動機能の回復や発達との関連性を調査する研究にも取り組んでいます。